Sons of Magdalene

Joshua Eustis (ex Telefon Tel Aviv)によるソロ・プロジェクト。2007年に彼の父がガンを宣告された時に活動を本格化させる。幼馴染であり、親友であり、Telefon Tel Avivで夢を共にしたパートナーであったCharles W. Cooperの死、自身の複雑な心境、内面が色濃く反映される、彼の音楽キャリアの中でも一線を画すプロジェクトとなる。

“喪失”、“衰退”、“物理的な世界の空虚さ”といったテーマのもと、Sons of Magdaleneとしての最初の音楽的試みは、2005年初頭にシカゴのロヨラ大学で録音されたオーケストラ・サウンドの断片をループさせ、再構築するものであった。

2014年にはSons of Magdalene としての1stフルアルバム「Move to Pain」を発表。
このアルバムに収録された曲のいくつかは、Charlesが亡くなる直前に完成したものであり、Telefon Tel Avivとしての3rdアルバム「Immorate Yourself」以降のユニットとしての方向性を提示する作品となるはずであった。

Charlesの死後、様々な葛藤や苦悩を抱えながらもこれらの曲と向かい合い、断続的に楽曲制作を行ってきたが、あまりにパーソナルすぎる作品に対し、音源としてのリリースを躊躇するほどであった。

数年が経過し、2013年にはナイン・インチ・ネイルズとの大規模なツアーに参加、成功を収める。時間の経過や、このようなコラボレーションはJoshuaに気持ちの整理をする機会を与え、昨年の「Move to Pain」のリリースに至る。

アルバムを通して全ての曲がメランコリックに聴こえるが、その哀しみの中には悲劇を克服した彼のポジティブな感情を内包し、“過去からの解放”を感じ取る事ができる

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